免疫細胞療法

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当院では、免疫細胞療法専門クリニックである医療法人社団滉志会 瀬田クリニックグループとの医療連係により、免疫細胞療法を実施しております。


免疫細胞療法を行うようになった経緯

私の学位(博士号)のテーマは子宮癌関係の物でした。昭和62年にブラジルで開催された世界学会に発表に行きました。この時同行しました各大学の先生の中に、大阪の先生がおられました。瀬田クリニック大阪が、岡山の協力病院を捜していました所、彼が、私を紹介してくれました。開業以来、分娩中心で、癌関係は健診と初期癌の治療にしかし携わっていませんでしたが、瀬田クリニック大阪の熱心な態度と、25年前に私達が研究していた免疫治療より格段に進歩した現在の治療法にとても感激し、協力病院にならせて頂きました。

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細胞免疫療法とは

私達の身を守っているのは、白血球です。白血球には多くの種類があるのですが、癌と戦ってくれるのが、T細胞のグループです。
この中で大切なのが、ヘルパーT細胞、NK細胞、K細胞です。この細胞達を、抗体で捕まえ出して、色々な化学物質や白血球から出てくるサイトカイン等で1000倍近く増加させてから、御本人の身体に戻してあげるのが基本的治療です。
アルファ・ベータT細胞療法(αβT細胞治療法)、ガンマ・デルタT細胞療法(γδT細胞治療法)がこれに相当します。これらの戦う細胞に、癌の情報(抗原性)を伝える白血球が有ります。これが、樹状細胞(DC)という細胞です。御本人の癌の生きた組織(凍結標本)があれば、一番有効です。手術の時に、主治医の先生にお願いすると手に入ります。これが出来ない場合は、腹水、胸水が多い方はこの腹水、胸水を新鮮な状態で取れれば、その中から癌細胞を分離して直接T細胞グループに教える方法も有ります。これは、CTL療法といいます。癌の標本(固定標本)のみの場合は、抗原の発現性を確認して、他の癌患者様から分離したペプチド(抗原蛋白)を教える方法が有ります。御本人の癌組織ではないので、複数のペプチドを教えられる方が有効です。因みに免疫細胞療法は、御本人の白血球(の一部)を増やして身体に戻す方法ですが、抗癌剤の様な強い副作用は有りません。この方法のみで癌のなくなる方もおられますが、抗癌剤や放射治療を併用した方が、有効率が高いのは間違いありません。因みにこのペプチドを皮下に注射する方法を癌ワクチン療法と呼んでいます。注射したペプチド抗原を身体の中の自然にある樹状細胞がつかまえるという考え方です。樹状細胞は白血球の中の単球と呼ぶグループから育ちます。単球はT細胞より少なく、1/5から1/6しかありません。樹状細胞療法の場合は採血が多く必要になります。
免疫療法の詳細はこちら(瀬田クリニックグループHP)

免疫細胞療法には培養する免疫細胞の違いにより下記の4種類があり、
患者さんの症状に応じて最適な治療法を選択しています。

■樹状細胞ワクチン療法(DCワクチン療法)

がんを攻撃するTリンパ球にがんの目印(がん抗原)を伝え、攻撃の指示を与える役割をもつ樹状細胞に、手術で摘出された患者さんご自身のがん組織などを取り込ませて体内に戻す治療法です。体内でがんを狙い撃ちできるTリンパ球(細胞傷害性Tリンパ球;CTL)の誘導が期待できます。
樹状細胞ワクチン療法の詳細はこちら(瀬田クリニックグループHP)

■アルファ・ベータT細胞療法(αβT細胞療法)

血液からリンパ球を分離し、活性化・増殖させて体内に戻す治療法です。手術後の補助療法として、再発予防効果が示されています。

■ガンマ・デルタT細胞療法(γδT細胞療法)

リンパ球の中でも数%しか存在しないγδT細胞を選択的に活性化・増殖します。がんの種類や病状によっては、アルファ・ベータT細胞療法よりも治療効果が期待できる新しい治療法です。

■CTL療法(CTL療法)

がん性腹膜炎、胸膜炎などで採取されたがん細胞でリンパ球を刺激し、がんを狙い撃ちできるTリンパ球(細胞傷害性Tリンパ球;CTL)を増殖して体内に戻す治療法です。

治療の対象となる方

悪性腫瘍(がん)で、外来通院ができる方が対象となります。
ただし、以下の方は治療をお受けいただけません。
・一部の白血病、T細胞型悪性リンパ腫の方
・HIV抗体、HTLV-1抗体陽性の方
・臓器、同種骨髄移植を受けられた方
ご不明な点はお問い合わせください。

治療の流れ

1. ご予約・ご準備いただくもの
免疫細胞療法の受診は完全予約制となっております。あらかじめお電話にてご予約をお取りください。また、受診前に現在おかかりの先生にご相談のうえ、下記の資料を揃えていただきますようお願いいたします。
◆ 診療情報提供書(紹介状)
◆ 画像フィルム等

2. 初診
免疫細胞療法のしくみ、治療効果、費用等についてご説明いたします。また、現在の症状やこれまでの治療経過についてよくお話を伺い、治療方針を決定していきます。

3. 採血
免疫細胞の培養のための採血を行います。 お預かりした血液は細胞加工施設に運ばれ、免疫細胞を分離して約2週間かけて培養します。

4. 治療(投与)
培養した免疫細胞を点滴または注射により投与します。 治療は1コース6回を基本方針としています。1コース終了後の治療継続に関しては、効果の確認を行い、ご相談のうえ決定します。

細胞培養について

当院でお預かりした血液は、瀬田クリニックグループ医療機関の細胞加工施設に運ばれ、専門技術者により培養・加工されます。培養途中で細菌などが混入することがないよう、徹底した品質検査を繰り返し行い、安全性を高めています。

また、がん患者さんにおいては抗がん剤などが細胞増殖に影響を与える場合もあります。当院と瀬田クリニックグループ医療機関では患者さんの診療情報を共有し、各々の患者さんに最適な治療を提供できる体制になっています。

免疫細胞療法

免疫細胞療法は公的保険が適用されない保険外診療のため、治療費はすべて自己負担となります。医療費控除や民間保険の対象となる場合もございますので、ご相談ください。

【初診料】・・・・・・・・・・・・ 32,400円(税込)
【カウンセリングのみの場合】・・・・16,200円(税込) 
(まずは相談されたいという方はカウンセリングのみになります。 カウンセリングを受けて頂いた後に治療が決定した場合の初診料は、16,200円になります。)

【1回あたりの治療費】 (いずれも税込)
産 科 技術料 管理料 合計
樹状細胞ワクチン療法 162,000円 75,600円 237,600円
活性化自己リンパ球療法
(アルファ・ベータT細胞療法)
216,000円 75,600円 291,600円
活性化自己リンパ球療法
(ガンマ・デルタT細胞療法)
270,000円 75,600円 345,600円
CTL療法 324,000円 75,600円 399,600円

※この他、治療内容により別途検査料金等がかかる場合があります。詳しくはお問い合わせください。

免疫細胞療法の詳細な説明や治療効果などにつきましては、瀬田クリニックグループのウェブサイトも合わせてご覧ください。

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