岡山市北区楢津の山下クリニックでは令和2年6月1日より新しく糖尿病内科を新設しました。当院では糖尿病の診療について専門外来を設けています。担当医で副院長の堀井誠は糖尿病内科が専門です。
当院の糖尿病内科では「地域の患者さんが気兼ねなく相談でき、その健康を末永く支えていける」ことを目的に丁寧に診療してまいります。糖尿病疾患でお困りな方は、お電話もしくはWeb予約から受診をご予約ください。ご来院をお待ちしております。
糖尿病の症状には口渇(こうかつ)、多尿、体重減少、通常より体が疲れやすいなどがありますが、糖尿病発症後も自覚症状がないことが多いです。
また、その糖尿病の治療は、合併症の発症予防、進展を阻止して、糖尿病の患者さんが健康な人と変わらない日常生活の質と寿命を確保することを目標に行われます。
日本において糖尿病人口は、予備軍も含めると2000万人を超えて増加傾向となっています。その背景には、食生活の欧米化、運動不足による肥満者の増加が影響していると考えられています。糖尿病は遺伝的要因と過食、運動不足、肥満、ストレスなど環境要因により発症します。
糖尿病の診断では、血糖値レベルを評価するため空腹時血糖、75g経口ブドウ糖負荷試験2時間値、HbA1c(過去1~2か月の血糖値の平均値)を組み合わせて検査を行います。その検査結果の内容をふまえて糖尿病型、境界型、正常型に分類します。
健康診断や血液検査で測定する検査値「HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)」。HbA1cとは血糖値をはかる指標で糖尿病時の血糖コントロール状態を知るための検査値です。HbA1cの意味や基準値、目標値について解説します。
糖尿病の食事療法、運動療法は、薬物療法とともに糖尿病治療の3本柱といわれています。その中でも食事療法は糖尿病治療の基本であり、運動療法は食事療法と組み合わせることで、より大きな効果が期待できます。
食事療法、運動療法をおろそかにして、薬物療法だけで適正な血糖コントロールを行うのは困難です。糖尿病の食事療法と運動療法の意義を理解して、しっかりと食事療法、運動療法に取り組みましょう。
糖尿病と糖代謝異常は、1型糖尿病、2型糖尿病、妊娠糖尿病、その他の機序・疾患(肝疾患や内分泌疾患、感染症、薬剤などによる糖尿病の発症)によるものがあり、1人の患者さんが複数をあわせもつこともあります。
なかでも1型糖尿病は、インスリンを作る膵臓の細胞が壊れてしまう病気で、インスリンの絶対的な欠乏状態を招きます。
2型糖尿病はインスリンの分泌低下、インスリンの抵抗性の因子を主に発症する病気で、食生活や運動不足などの環境因子の変化によって、近年患者さんが急増している病気です。
妊娠中にはじめて発見または発症した糖代謝異常で、糖尿病の家族歴、肥満、過度の体重増加、尿糖陽性、35歳以上の女性の場合に多く認めます。ほとんどの例で分娩後に糖代謝異常は改善しますが、将来糖代謝異常、糖尿病になる率が高いです。