糖尿病の食事療法と運動療法について|岡山市北区楢津の山下クリニック

糖尿病内科

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糖尿病の食事療法と運動療法

糖尿病の食事療法、運動療法は、薬物療法とともに糖尿病治療の3本柱といわれています。その中でも食事療法は糖尿病治療の基本であり、運動療法は食事療法と組み合わせることで、より大きな効果が期待できます。
食事療法、運動療法をおろそかにして、薬物療法だけで適正な血糖コントロールを行うのは困難です。糖尿病の食事療法と運動療法の意義を理解して、しっかりと食事療法、運動療法に取り組みましょう。

糖尿病の食事療法

糖尿病は長く付き合っていく病気であり、完全に治すことはできないため食事療法は糖尿病治療の基本となります。
年齢や体格、活動量に応じて適正なエネルギー量で、食物繊維を豊富に炭水化物、たんぱく質、脂質をバランスよく、そして多くのビタミンやミネラルなども含んだ食事を1日三食決まった時間にとります。

糖尿病の食事療法には、同じような栄養素を含む食品でグループ分けした食品交換表を利用します。この食品交換表では、食品を6つのグループに分け1単位=80kcalにあたる重さを掲載しているため栄養素をバランスよくとることができます。


(日本糖尿病学会編『食品交換表』より)

食事で大切なのは食後の血糖が急激に上昇しないことであり主食、主菜、副菜を基本とし朝・昼・夕食で均等にゆっくりよく噛んで食べ過ぎないことが重要です。
食事療法を続けると不足しているインスリンの節約が可能となり、肥満を予防しインスリンが効きやすくなることにより糖尿病合併症の予防につながります。

糖尿病の運動療法

糖尿病の運動療法は、食事療法とともに糖尿病治療の基本であり、血糖低下作用、減量、基礎代謝の向上、認知症予防、がん予防など様々な効果が期待されます。
しかし血糖コントロール良好で合併症がない方が運動することに問題はないのですが、血糖コントロール不良の方やインスリン療法中もしくは経口血糖降下薬を服用中の方、膝や腰に痛みのある方などは注意して運動療法をおこなう必要があります。そのため、運動療法を始める前に主治医の先生と相談してから決めることになります。
運動療法にはレジスタンス運動と有酸素運動があり、併用して行うとより有効といわれています。
レジスタンス運動とは、筋肉トレーニングのことでスクワット、ダンベル運動など筋肉に負荷をかけて筋力や持久力を高める運動です。
有酸素運動は、ウォーキング、ジョギング、サイクリングなど体に十分な酸素を取り込んで行う運動で、主に糖と脂肪を消費し肥満対策に有効です。その他、日常生活の中でエスカレーターではなく階段を使用する、デスクワークのため座った姿勢が長時間になるなら30分ごとに軽く体を動かすなど工夫しましょう。

糖尿病の人は食後高血糖の改善のため、低血糖を起こしにくい食後1~2時間での運動が望ましいとされています。運動をおこなう日の体調に合わせ、無理のないように運動前や運動中にこまめに水分補給をしましょう。


(宮崎久義、豊永哲至 編:わかりやすい糖尿病テキスト 第5版 じほう ,51,2018より)

   

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