糖尿病の診断では、血糖値レベルを評価するため空腹時血糖、75g経口ブドウ糖負荷試験2時間値、HbA1c(過去1~2か月の血糖値の平均値)を組み合わせて検査を行います。その検査結果の内容をふまえて糖尿病型、境界型、正常型に分類します。
空腹時血糖100mg/dL未満およびブドウ糖負荷後2時間血糖値140㎎/dL未満の場合。
糖尿病型、正常型にも当てはまらない場合。
参考資料:日本糖尿病学会 編・著:糖尿病治療ガイド2018-2019, 文光堂, 25, 2018
※上記のグラフの空腹時血糖、75g経口ブドウ糖負荷試験2時間値に加えてHbA1cも用いる。
同じ日の血液検査で、血糖値、HbA1cがともに糖尿病型の場合は糖尿病と診断されます。また別の日に行った検査で、糖尿病型が2回以上確認された場合も糖尿病と診断します。
糖尿病と診断され血糖コントロールの指標となる検査は空腹時血糖、食後2時間血糖、血糖の日内変動、HbA1c、グリコアルブミンなどがありますが、もっとも信頼できる検査はHbA1cになります。