痛風は何科を受診?病院選びや治療法を解説|岡山市山下クリニック
岡山県岡山市北区の山下クリニックです。当院では、地域のかかりつけ医として内科疾患全般を診療しており、痛風の治療も行っています。
このようなお悩みや疑問をお持ちではありませんか?
「痛風の発作が起きた場合、何科を受診すればいいの?」
「痛風の治療は、内科ではなく専門のクリニックを受診する必要があるの?」
痛風は、激しい痛みや腫れを伴い、日常生活に大きな支障をきたす病気です。さらに、どの診療科を受診すれば適切な治療が受けられるのか迷う方も少なくありません。
本記事では、痛風はどの診療科を受診するのが適切なのか、さらに治療法についても解説します。
痛風とは
痛風は、尿酸が関節内に蓄積し結晶化することで、激しい関節炎を引き起こす病気です。主な症状として、足の親指、足関節、膝関節、手関節などが腫れ、激しい痛みに襲われます。
その痛みの強さから、「風が吹いても痛い」という意味で「痛風」と名付けられたとされています。
痛風の発症年齢と男女差
痛風は主に男性に発症し、特に30~50代の年齢層で多く見られるのが特徴です。男女比では、90%以上を男性が占めています。一方、女性は女性ホルモンが尿酸の排出を促す作用を持つため、男性に比べて発症頻度が低いとされています。
痛風は何科を受診
痛風を発症した際、何科を受診すればよいかについてですが、基本的には内科または整形外科を受診すれば適切な治療を受けることができます。
内科では、痛風の原因である高尿酸血症や他の生活習慣病を考慮し、総合的な診察と治療が行われます。一方、整形外科では、痛風による激しい痛みや腫れといった症状に対する治療が可能です。
どちらを選ぶかについては、痛風症状が治まった後の根本原因である高尿酸血症の治療を考慮すると、内科がより適していると考えます。
痛風の治療
痛風を発症した際の治療は、主に炎症や痛みを抑えることを目的とします。このため、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)、ステロイド内服薬、コルヒチンなどの薬剤が使用されます。
非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs):炎症と痛みを軽減します。
ステロイドの内服薬:強い炎症を抑えるために使用されます。
コルヒチン:痛風発作の予防や軽減に使用される薬です。
痛風発作の際には治療を進めると同時に、運動を避け、患部を冷やし、禁酒をすることも重要です。痛風の症状が治まった後は、痛風の原因となる高尿酸血症に対する治療が行われます。
まとめ
本記事では、痛風を発症した場合の適切な受診先(診療科)や治療法について解説しました。
痛風を発症した際の適切な受診先は、内科または整形外科です。その上で、痛風症状が治まった後に根本原因である高尿酸血症の治療を行うことを考慮すると、内科がより適していると言えます。
岡山市北区楢津にある山下クリニックでは、地域のかかりつけ医として内科疾患全般を診療しており、痛風治療も行っています。痛風や高尿酸血症でリスクが高い方は、お気軽にご相談ください。