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健康診断の検査値「HDL・LDLコレステロール」とは|岡山市山下クリニック

健康診断 検査値

岡山県岡山市北区の山下クリニックです。

当院では、定期健康診断や雇入時の健康診断など各種健康診断を行っています。

この記事では、健康診断の検査値であるHDLコレステロールやLDLコレステロールについて特集します。

コレステロールとは

身体には、コレステロールや中性脂肪などの脂質が存在します。この脂質は、身体を健康に保つ上で重要な役割があり、一定量を体内に維持する必要があります。

脂質の1種であるコレステロールは、栄養素として食事から摂取するほか、体内でも合成されます。 コレステロールは、細胞膜や身体の働きを調整するホルモンや脂肪の消化・吸収を助ける胆汁酸を形成するための物質として必要なものです。一方で、コレステロールが血液中において過剰もしくは不足した状態になると、動脈硬化などの原因になります。

このコレステロールには、善玉とされる「HDLコレステロール」と悪玉とされる「LDLコレステロール」があります。

HDLコレステロール

HDLコレステロールは、血液中で増加すると動脈硬化のリスクを低下させることから善玉コレステロールとも呼ばれています。このHDLコレステロールには、血液中の増えすぎたコレステロールを回収し、さらに血管壁にたまったコレステロールを取り除いて、肝臓へ戻す働きがあります。

HDLコレステロールの検査値が低い場合、脂質代謝異常や動脈硬化が疑われます。


■HDLコレステロール 検査値
異常:34mg/dL以下
要注意:35~39mg/dL
基準範囲:40mg/dL以上


LDLコレステロール

LDLコレステロールは、体内の細胞膜やホルモンなどの材料として全身に送り届ける重要な役割を果たしています。しかし、血液中でLDLコレステロールが増えすぎると、動脈硬化のリスクが高まるため、「悪玉コレステロール」と呼ばれます。

血液中のLDLコレステロールが増えると、血管壁に蓄積していき血管が細くなり、血栓ができて動脈硬化を進行させます。


■LDLコレステロール 基準値
異常:59mg/dL以下、180mg/dL以上
要注意:120~179mg/dL
基準範囲:60~119mg/dL


まとめ

健康診断 検査値

この記事では、HDLコレステロールやLDLコレステロールについて特集しました。

HDLコレステロールやLDLコレステロールなど血液中の脂質の値が基準範囲から外れた状態は、脂質異常症とされ、動脈硬化が疑われます。

健康診断等で検査結果が異常である場合は、医療機関を受診して適切な診断と治療を受けることをお勧めします。

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