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糖尿病

糖尿病と多尿の関係を解説!

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岡山県岡山市北区の山下クリニックです。

当院では糖尿病内科を専門とし、患者様に糖尿病に関する専門的な治療を提供しています。

この記事では、「糖尿病と多尿の関係」について特集します。

糖尿病とは

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糖尿病は、インスリンが十分に働かないために血液中の糖(血糖)が増加する病気です。

インスリンは膵臓から分泌されるホルモンで、血糖を一定の範囲内に保つ役割を果たしています。糖尿病は、インスリンの不足またはその作用の低下が原因で起こり、血糖値を下げる機能が低下し、高血糖が慢性的に続く状態になります。

高血糖を放置すると、さまざまな合併症を引き起こすリスクがあります。糖尿病の代表的な合併症には糖尿病網膜症、糖尿病腎症、糖尿病神経障害などがあります。また、高血糖は動脈硬化を促進し、狭心症や心筋梗塞などの心臓疾患、脳梗塞や脳出血などの脳卒中のリスクも高めます。

糖尿病はその原因によって、1型糖尿病、2型糖尿病、妊娠糖尿病などに分類されます。

糖尿病の治療は、血糖値をコントロールすることを目標に、食事療法、運動療法、薬物療法を中心に行われます。

糖尿病と多尿の関係

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頻尿とは、通常、起床から就寝までに8回以上の排尿がある状態を指します。糖尿病の患者様の中には、頻尿を症状として感じる方がおられます。

糖尿病の症状の一つに「のどの渇き」があります。この「のどの渇き」により水分摂取量が増えると、多尿や頻尿が引き起こされることがあります。また、血液中の糖分を尿として排出しようとする腎臓の働きも、多尿の一因となります。

さらに糖尿病が進行すると、排尿を制御する末梢神経に障害が生じ、神経因性膀胱が発生することがあります。これにより、特に夜間に頻尿が起こることがあります。

神経因性膀胱について

神経因性膀胱とは、神経障害が原因で生じる膀胱機能の障害を指します。糖尿病の場合、末梢神経に障害が生じることにより、膀胱や尿道の機能が低下し、排尿障害が引き起こされます。

まとめ

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この記事では、「糖尿病と多尿の関係」について特集しました。

糖尿病の患者様が頻尿になる原因には、「のどの渇き」によって水分摂取量が増えること、血液中の糖分を尿として排出しようとする腎臓の働きなどが挙げられます。また糖尿病が進行することにより、末梢神経障害が生じ、神経因性膀胱になることも原因の一つです。

今回取り上げた多尿を含む糖尿病に関連する症状を改善するには、適切な治療を行い、血糖値をコントロールすることが重要です。

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