痛風の治療や予防は岡山市山下クリニック
岡山県岡山市北区の山下クリニックです。
当院では、地域のかかりつけ医として内科疾患全般を診療しており、痛風の治療を行っています。
この記事では、「痛風の治療と予防」について特集します。
痛風とは
痛風は、尿酸が体の関節内にたまり、それが結晶になって激しい関節炎を伴う病気です。痛風を発症すると、足の親指、足関節、膝関節、手関節などの関節が腫れて激痛に襲われます。この痛風は、「風が吹いても痛い」という意味で、「痛風」と名付けられたと言われています。
痛風は発作的に起こることから、「痛風発作」と呼ばれ、発作が起こると2〜3日は歩けないほどの痛みが続きます。その後、痛みは徐々に和らいでいきます。
痛風は、生活習慣の改善や薬物療法を通じて適切な治療を行えば、再発を予防することが可能です。しかし、治療を行わずに放置すると、痛風が繰り返され、身体のいたるところに結節ができたり、腎臓の機能が悪化して重大な病気を引き起こす可能性があります。
痛風の治療
痛風を発症した場合の治療は、起こっている炎症や痛みを抑えることが主となります。
そのための治療薬として、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)、ステロイドの内服薬、コルヒチンなどを使用します。痛風を発症している際は、運動は避け、患部を冷やし、禁酒をしましょう。また痛み止めを適切に使用して、痛みをコントロールすることも大切です。
痛風の症状が治まったら、痛風の原因である高尿酸血症に対する治療を開始します。
痛風の予防
痛風を発症したことのある人が再発を予防するためには、血中の尿酸値を6.0mg/dL以下に抑える必要があります。これは、血中の尿酸の濃度を下げないと、関節内に溜まった結晶が溶けないためです。
尿酸値を下げる治療では、まず生活習慣の改善を行い、必要に応じて薬剤を処方します。尿酸値を下げる薬剤には、主に尿酸排泄促進薬と尿酸生成抑制薬が挙げられます。尿酸排泄促進薬は腎臓に作用し、尿酸が尿中へ排泄される働きを促進します。尿酸生成抑制薬は主に肝臓でプリン体が尿酸に分解されるのを抑えます。
まとめ
この記事では、「痛風の治療と予防」について特集しました。
痛風は、「風が吹いても痛い」と言われるほど激痛をともなう病気です。痛風を発症したことのある人が再発を予防するためには、尿酸値を6.0mg/dL以下まで抑える必要があります。
当院では、地域のかかりつけ医として内科疾患全般を診療しており、痛風の治療を行っています。痛風でお困りな方、また高尿酸血症で痛風リスクが高い方は、当院までご相談ください。