山下クリニックでは、望まない妊娠を避けるために避妊に関する診療を行っています。確実な避妊法である経口避妊薬(OC、ピル)や子宮内避妊具(IUD)、また避妊に失敗したときの緊急避妊薬(アフターピル)についても必要な方に処方しています。
経口避妊薬(OC、ピル)は、月経が始まってすぐ(5日以内)からE(エストロゲン)P(プロゲストロン)の合剤を服用する方法です。経口避妊薬で避妊している方が妊娠する確率は、1年で1000人に1人です。この1人も3日以上飲み忘れをした方なので、飲み忘れをしない限り妊娠することはありません。
なお、この経口避妊薬は肝機能が悪い方は使えません。服薬後、少しムカムカ(吐き気)する方もいますが、多くの方は慣れます。
子宮内避妊具(IUD)は子宮内に異物を挿入する方法です。昔や丸型の物が使われていたので「リング」と呼ぶ方もおられます。子宮内避妊具を使用した方が妊娠する確率は、1年で1000人に6人です。子宮内避妊具は月経痛の激しい方、月経量の多い方には不向きです。また出産経験のない方にも使えません。